「ひきこもり」南アルプス市・市民講座

講師は、中北保健福祉事務所の芦沢茂喜さんでした。芦澤さんは『ひきこもりでいいみたい』の著者で、全国からも講師依頼があるそうです。都内で精神障害者小規模作業所や母子生活支援施設などの非常勤職員としての勤務、県内の精神科病院での勤務、信州大学大学院社会政策科学研究科への通学などを経て、県職員のソーシャルワーカーとして活躍されている方です。話を伺っていて、過去の様々な経験が今の考え(過去でも未来でもない「いま」と向き合う)に結びついているのではと想像されました。当事者との関わりにおいて、家族はつい先の事を考えてしまいます。支援者もなんとか当事者を変えようとして相談者に寄り添うことを忘れてしまいがちです。当事者の気持ちをよく理解することを、とかく、家族も支援者もおきざりにしがちではないかと考えさせられました。困った時には、あせりは禁物です。

ひきこもりに限らず、様々な相談の第一段階においては、「相手の話をよく聴く」事の大切さを改めて思いました。また、「ゴールを設定しない伴走支援」という考えは、まず専門家の立場を捨て、一人の人間として、お互いを理解し合うことの重要性を説いているように感じました。芦沢さんの増々のご活躍を祈念いたします。

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